予防歯科のススメ 歯の寿命を延ばす4つの重要なこと

予防歯科のススメ 歯の寿命を延ばす4つの重要なこと

歯の寿命を延ばす4つの重要なこと

人は「命の寿命」について思いをめぐらせることはあっても、「歯の寿命」について深く考えることはありません。あなたもそうですよね?しかし生きるためには食べることが、そして食べるためには食べ物を噛むための歯が必要不可欠です。今回は「歯の寿命」に関する様々なトピックを取り上げながら、生涯のうち1本でも多くの歯を残すためのポイントについて書きたいと思います。

『50代、歯の寿命に最初の危機がおとずれる』歯を失う2大疾患といえば、「虫歯」と「歯周病」。この2つの疾患は、歯を失う原因の実に7割を占めています。しかし実際に「虫歯」で歯を失うことが多いのは30代までの比較的若い年代で、それ以降の年代では圧倒的に「歯周病」の和英愛が多くなります。そして注目しておきたいのが、どの年代から歯を失いやすくなるかということ。データによると50代以降から失う本数が急激に増え始めることが分かります。今は特に問題がなくても、50代に訪れると最初の危機に備えておくことが大切です。『シニア世代が最も後悔するのが「歯」に関すること』マウスピース矯正を提供するアラインテクノロジージャパン社が、60代以上の男女400名に行ったアンケート調査で「失って後悔していることは?」という問いに対して「歯」と答えたのは全体の61.3%。これは「髪の毛」「体型」を抑えて最も多い答えとなっています。また雑誌プレジデント社が55歳から74歳の男女1060人におこなったアンケートにおいても、「健康面で後悔していること」の第1位は「歯の定期検診を受ければよかった」という結果に。両者のアンケートから分かることは、シニア世代の多くが歯の健康に対する後悔を抱いているということです。さらにその理由として「食べ物が美味しく食べられない」「会話が楽しめない」というものが多く、歯を失うことは生活の質を低下させてしまう大きな要因になっています。70代の歯数 スウェーデンは「21本」日本は「15本」「歳をとれば歯を失うのはある程度避けられないことだ」と思っていませんか?しかし世界を見渡してみると、決して加齢だけが歯を失う要因ではないということが分かります。 例えば歯科の予防先進国であるスウェーデンの70代の平均残存歯数は21本、対して日本の同じ年代での平均残存歯数は15本。同じ年代であっても、両国にはこれだけの大きな開きがあるのです。 そのスウェーデンも40年前までは、虫歯や歯周病の罹患率が高く、政府が国を挙げて「予防」に取り組んできた歴史があります。ではスウェーデンでは、具体的に何をおこなってきたのか、それをヒントに歯の寿命を延ばすための重要な4つのポイントを次にお話ししていきたいと思います

 

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