”歯磨き”でウイルス予防を目指しましょう!
インフルエンザや風邪の予防といえば「うがい」「手洗い」といったものが一般的です。しかし、あなたが本当に必要なのは「歯みがき」かもしれません。実際、インフルエンザ予防には歯みがきが有効です。毎日、元気に楽しく過ごすために「歯みがきとインフルエンザ」について、さっそく考えてみましょう。
インフルエンザとは?
「インフルエンザのために歯みがきを!」といわれても、ピンと来ない方も多いでしょう。
では、まずインフルエンザとは、どのような病気なのでしょうか?インフルエンザとは、「インフルエンザウイルスを含む飛沫を吸う」または「手についたインフルエンザウイルスが体内に入る」といったことから起こる感染症です。具体的な症状はのどの痛み、せき、鼻水、頭痛、発熱、関節痛、筋肉痛などです。インフルエンザの怖いところは、気管支炎、肺炎、脳炎など重症化しやすいところです。また、伝染力が強いため、熱が下がっても他人へ移す可能性があります。
お口のケアでインフルエンザの発症率が10分の1に減少
このように恐ろしいインフルエンザ。一体、どうしたら予防できるのでしょうか?よく知られているのがインフルエンザワクチン接種ですが、もっと身近なところにも予防方法があります。実は、それが「お口のケア」なのです。
ある大学の研究グループには、下記のようなデータがあります。「デイケアに通う65歳以上の高齢者98人に対して、歯科衛生士による口腔ケアを週1実施するグループ」と「デイケアに通う高齢者92人に対して、普通通りのセルフケアを実施するグループ」を作ります。半年後、両グループの風邪およびインフルエンザの発症率を調べました。すると、歯科衛生士による口腔ケアを実施したグループは、セルフケアのみのグループより、風邪の発症率は約40%減少、インフルエンザの発症率は約90%減少することがわかったのです。つまり、適切なお口のケアを行うと、風邪やインフルエンザを予防できる可能性が高まるというわけです。
また、インフルエンザだけではなく、さまざまな病気の発症には、お口の細菌が関わっていることがわかっています。むし歯や歯周病の予防、そして全身の健康を維持するために、積極的に定期健診へ行きましょう。福岡市早良区の歯医者「おおたデンタルクリニック」では、歯みがき指導を行いながら、プロフェッショナルケアを大切にしています。お気軽にご来院ください。